【krpano】底面に画像を配置する

360°のVRパノラマで一番の問題は、物理的に写ってしまう底面の三脚の処理。上手に底面を処理して消してしまえればそれが 一番の方法ですが、複雑な模様だったりする場合は処理がうまくできない場合は視野を制限するか、底面に画像を配置して三脚を隠してしまう方法があります。 ま、そのまま放置という方法もありますが・・・
今回は底面に画像を配置して三脚を隠す方法です。
画像を広告代わりにしてしまったりするのも一つのパノラマの表現手法だと思いますし、画像のデザイン次第では完璧なパノラマよりも魅力的にする事も可能でしょう。

【使用するファイル】
xmlファイル
底面用画像

【基本コード】
下記のコードをxmlファイル内に記述

<hotspot
 name="bottom"
 url="bottom.png"
  ath="0"
  atv="90"
  distorted="true"
  scale="1.0"
  rotate="0.0"
  rotatewithview="false"
 handcursor="false"
 />

【解説】

<hotspot
 name="bottom"
 url="bottom.png"
  ath="0" //水平位置
  atv="90" //垂直位置 90で真下 -90で天面
  distorted="true" //falseにすると画像が視野に合わせて歪まなくなる
  scale="1.0"
  rotate="0.0" //画像を回転させる
  rotatewithview="false" //trueにするとパノラマと一緒に回転する
  handcursor="false" //ホットスポットはマウスオンでハンドカーソルが出るので出ないようにする
 />

【メモ】
画像配置のコードがpluginではなくhotspotなのはpluginはメニューやロゴなど、パノラマを動かしても場所が変更されないもの用で hotsotはパノラマの空間の中に置かれた画像でパノラマを動かした場合には一緒に動く。なので底面処理用の画像はhotspotとなる。

distorted="true"をfalseにすると視野に応じて歪まなくなるので、空中に浮いているような効果がえられる。

【実例】

<krpano version="1.16">

<include url="skin/defaultskin.xml" />

<events onresize="fixaspectresize(16,9);" />

<view hlookat="0" vlookat="0" maxpixelzoom="1.0" fovmax="150" limitview="auto" />
  
<preview url="mukogawa1.tiles/preview.jpg" />

<hotspot
name="bottom"
url="bottom.png"
ath="0"
atv="90"
distorted="true"
scale="1.0"
rotate="0.0"
rotatewithview="false"
handcursor="false"
/>

<image type="CUBE" multires="true" tilesize="512" progressive="false">
<level tiledimagewidth="4776" tiledimageheight="4776">
<cube url="mukogawa1.tiles/mres_%s/l4/%0v/l4_%s_%0v_%0h.jpg" />
</level>
<level tiledimagewidth="2388" tiledimageheight="2388">
<cube url="mukogawa1.tiles/mres_%s/l3/%0v/l3_%s_%0v_%0h.jpg" />
</level>
<level tiledimagewidth="1194" tiledimageheight="1194">
<cube url="mukogawa1.tiles/mres_%s/l2/%0v/l2_%s_%0v_%0h.jpg" />
</level>
<level tiledimagewidth="597" tiledimageheight="597">
<cube url="mukogawa1.tiles/mres_%s/l1/%0v/l1_%s_%0v_%0h.jpg" />
</level>
<mobile>
<cube url="mukogawa1.tiles/mobile_%s.jpg" />
</mobile>
</image>

</krpano>